平成30年(2018年) 9月13日
滋賀県病害虫防除所
病害虫防除所(近江八幡市安土町大中)に設置しているフェロモントラップでのハスモンヨトウ成虫の誘殺数が9月第2半旬に急増しました(図1)。また、ダイズでは幼虫の食害による白変葉(被害葉、図2)の発生がすでに各地で認められています。
大阪管区気象台の発表では、向こう1か月の気温は高いと予想されています。今後も発生に好適な気象が続くため、キャベツなどの露地野菜でも被害の急増が懸念されます(図3)。
ほ場をよく見回って、ハスモンヨトウの若齢幼虫が群せいしている被害葉は除去しましょう。また、薬剤防除に当たっては、老齢幼虫に対しては効果が劣るため、若齢期に防除しましょう。