平成30年(2018年) 10月5日
滋賀県病害虫防除所
イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病です。水稲収穫後の刈株再生芽(図1)を調査したところ、一部地域で本病の発病株率は平年を大きく上回っていました(図2)。
刈株再生芽は、イネ縞葉枯病ウイルスを保毒したヒメトビウンカの越冬場所となるとともに、病原ウイルスの伝染源となります。
本病の蔓延を防止するため、刈株再生芽でイネ縞葉枯病の発生が目立つほ場では、速やかに刈株をすき込むとともに、次作ではヒメトビウンカに効果のある育苗箱施用剤による防除を実施しましょう。