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更新日:2014年5月1日

広報誌「滋賀プラスワン」2014年5・6月号掲載

しがの風ふわり

色とくらし

碧緑の淡海

清らかな緑に出会う


みずみずしい新緑が輝き、生命の息吹を感じる季節。さわやかな風のように清々しさをもたらす緑の色は、淡海の自然や歴史、暮らしにあふれています。

 


葦

近江茶近江茶
政所茶は東近江で今も手摘み。膳所茶は黒船来航の際の日本初の対米輸出品。

 

銅鐸銅鐸
弥生時代に作られた釣鐘型の青銅器。野洲で明治・昭和期に多数出土。

 

近江蚊帳近江蚊帳
萌黄色に紅の縁がついた近江蚊帳は一躍人気商品となり、全国に広まった。

 

布引焼布引焼
唐の技術を取り入れ焼かれた緑彩陶器を今に再現。色彩豊かな焼物。

 

葦
琵琶湖の原風景ともいわれる葦原は、万葉集にもうたわれた。5月上旬に芽吹く。

五月、山々は青葉で覆われ、琵琶湖の葦原も新芽を出し、茶畑の広がる丘では美しい緑色が連なって、初夏の訪れを告げます。滋賀はお茶との縁が深く、日本で最初に比叡山の麓で茶の木が育てられたともいわれ、近江茶として名高い朝宮茶土山茶のほか、幻の銘茶政所茶膳所茶も生産されています。

棚田

 

またこの時期、米どころ滋賀では水田が広がり、爽やかな緑の風につつまれます。緑色は産物にもあり、古代に焼かれた布引山系(東近江市)の緑彩陶器もその一つで、一度途絶えた後、緑釉を再現する中、生まれた技で作られたのが布引焼です。さらに時代を遡れば野洲で出土した銅鐸も。もとは銅色であったものの緑青による青銅色に変わったもので、時の経過を伝えます。近江の特産、近江蚊帳が萌黄色なのは、二代目西川甚五郎が旅の途中、夢で見た若葉の蔦葛を再現したからとか。その伝統と技は今も息づき、環境や人に優しい在り方が見直されています。